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program-A
石井陽之 Haruyuki Ishii
「◯ 」

[Time/Year/Category]
10min/2015
映像メディアに与えられた視覚と時間をコンセプトに作成。
コンセプト自体は非常にシンプルであるが、フィルムがもつ物質性とノイズが制作への考察を深めた。
既に古びた言葉ではあるが、高度情報化社会を生きる一個人としての反省と、主体的個人という幻想への憧憬としての10分間の光。
Commentary from TEB:
石井作品に対峙する私たちは常にパブロフの犬のように、刺戟と意味を生成する視覚が一瞬で脳内に起こっているということに気づかされる。今作では、カウントダウンの数字が本篇の始まらないただの光の明滅になるとき、明確な意味と明確な無意味のダブルバインドという 目眩を私たちにもたらす。私たちが観たことのないものを見せるのではなく、普段私たちに見えていないものを露にする、これも新たな制度なのではないだろうか。
[Link to watch]
[Artist]
映像、インスタレーションの制作や、
ライブパフォーマンス、VJ活動、実験音楽の演奏などを行う。
Filmography
イメージフォーラムヤングパースペクティヴ(2009-東京)
The 2nd Kuala Lumpur Experimental Film & Video Festiva(l 2011-クアラルンプール)
Lange Nacht Kölner Museen(2012-ケルン)
59th International Short Film Festival Oberhausen(2013-オーバーハウゼン)
※掲載情報は公開当時のものです。
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