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渡井登紀子 Tokiko Watai
「おいてけぼり」

[Time/Year/Category]
12min/2018/映像詩
父が亡くなった
それからまもなく私は12歳になった
12歳の誕生日のことは覚えていない
私は父がなくなった歳を超え
娘は12歳を過ぎた
10歳の息子は今日も私を呼んでいる
お堀の淵に置いてきてしまったモノを想い
明日も
続いてゆく
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[Artist]
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。映像制作を続けている。日常とは少し離れた世界の表出を、詩を紡ぐように試みている。時にそれは、物語のようである。近年は子育てが主な生業なので、子供は主な撮影素材であり、モチーフ。
※掲載情報は公開当時のものです。
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