奥野邦利 Kunitoshi Okuno
「未来の考古学 File NO.005」"Archaeology of the Future File NO.005"
[Time/Year/Category]
15min/2019/アート
作中の映像は、未来を描いたものではありません。
もちろんSF的要素は全くなしです。
ここで、ご覧くださるみなさんに一つお願いがあります。
どうか自分が未来に生きる人類だと想定してください。
どのくらいの未来かは、みなさんにお任せします。
ただ、映しだされる映像が、考古学的発見となりうる程度でないと困ります。
3つの映像は、作者の思考を追認するようなものではありません。みなさんに知のリソースを提供もしません。
発掘された古代の遺物を陳列するように、僕は、未来の考古学者のつもりで編纂を始めました。
今回は、File NO.005です。
[Link to watch]
[Artist]
1969年東京生まれ。日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻修了。現在は日本大学芸術学部映画学科へ勤務する傍ら、変容するメディアと物語の関係を軸にした映像作品の制作を手掛けている。近年は彫刻やライブ演奏、演劇など、他領域の作家とのコラボレーションも積極的に進めている。日本映像学会理事。
・『無形の者』“Metaphysics of existence”Festival Signes de Nuit 2007(パリ)
・オムニバス映画『見るということ』“seeing”(参加作家), 山形国際ドキュメンタリー映画祭2009(山形), 2009 第14回 アートフィルム・フェスティバル(名古屋)
・『喪失の記憶』“Memory of absence” 2010 BROOKLYN INTERNATIONAL FILM FESTIVAL(ニューヨーク), Experimental Film and Video Festival in Seoul 2010(ソウル)
・コラボレーション映画『万象無常』“All things change”(参加作家), 2012 松本俊夫の螳螂の斧(京都), 2012 松本俊夫の螳螂の斧(高松)
・『記憶のかたち』“Layer of the Memories”Festival Signes de Nuit 2013(パリ)
※掲載情報は公開当時のものです。