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渡井登紀子 Tokiko Watai
「あたたかな引き出し」
[Time/Year/Category]
13min/2019/映像詩
引き出しの中に埋もれていたノートに
かつての自分が綴ったコトバがならぶ
アルバムに仕舞いきれなかった半端ものの写真のように
無造作に缶に入れられて
開けたときには思い出せない何かを抱えたまま
• • • • •
思い出せないものを思い出すのか
思い出せないものを置き換えるのか
(その違いは私以外の人に意味のあることだろうか)
コトバに寄り添ってみたら分かるだろうか
もうひとりの私が笑みを浮かべる
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[Artist]
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。映像制作を続けている。日常とは少し離れた世界の表出を、詩を紡ぐように試みている。時にそれは、物語のようである。近年は子育てが主な生業なので、子供は主な撮影素材であり、モチーフ。
・1997「暈色粒子」カリフォルニア大学ライブラリーに収蔵
・2006「baby」「fog」『ベーゼンドルファーを弾く Vol.5 上野耕路』コンサートコラボレーション映像(金沢21世紀美術館)
・2013「まじょスープ」Japanese Film Festival at SUNYIT
※掲載情報は公開当時のものです。
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